古着リサイクル関連事業
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リサイクル活用
  そのままの状態ではもう使えないものについては、いくつかの手法を組み合わせてリサイクルし、資源としてもう一度活用しようと取り組んでいます。そのために必要な選別は10種類にもなります。この細かな選別があって本会での古着リサイクル率は全国平均13%といわれる中にあって90%にまで高められています。
エコウールリサイクル
  「天然繊維であるウール素材を焼却処分するのは、もったいない!!」その思いで
私たちが今取り組んでいる事業が、エコウールリサイクル事業です。

回収された古着の内、ウールに近い組成の素材は、ボタンやチャックなどの異素材を切り取る下処理を行った後、受入れ工場からの指定で約65キロ詰のドンタ袋と呼ばれる麻袋に詰められ、毎月約3トンずつ愛知県岡崎市の反毛工場にコンテナを使い鉄道輸送されます。
岡崎市では、反毛(針で生地を引っ掻いてワタ上に戻す作業)工程を加え、自動車の内装材・軍手・緑化資材などとして生まれかわります。

当初大きな什器を持たなかった私たちは、人海戦術でこの作業を行ってきました。 現在はプレス機を導入し、輸送の効率化を図っています。
また、輸送手段についても研究し、二酸化炭素の排出量がトラック輸送に比較して
17分の1で済むということを考慮してコンテナによる鉄道輸送を選択しています。
地域内に留め置いては可燃ごみとして処分するしかなかった古着のうち、1月あたり約3トンがこの事業により着実に再資源化のルートに乗せられています。
環境ビジネスとしてのアプローチ
  私たちが長年古着のリサイクルに取り組んでいることに共鳴してくださった市内の環境関係の企業や大学、行政の皆さんと共に、いわき市におけるファイバーリサイクルの今後について考えようと、(社)いわき市産学官ネットワーク協会の中に研究会を組織し、2006年度から研究を重ねてきました。そして、愛知県岡崎市のエコウール受入れ工場でのリサイクルの模様を視察したり、繊維リサイクルに関する第一人者である京都工芸繊維大学木村照夫教授の指導の下、実際に反毛機械を導入し、自分たち自身でリサイクルウールワタを製造する取り組みをスタートさせてきました。

導入された機械は研究室レベルの小規模なものではありますが、開繊機(荒く裁断した布片をドラムについた針で引っ掻いて綿上にする機械)とカード機(綿状の繊維を薄いシート状にまとめる機械)が設えられた本会の倉庫では、ウールのセーターなどがさまざまな色合いの真綿状のシートに生まれ変わっていきます。